45.5bpsのパソコン通信の世界です。今ではほんとに遅い訳ですが、HFや50MHzではなかなかアクティブなモードなんです。英文のアスキー文字しか出すことは出来ませんが、何か電信に共通するものがあり、ファンが多いのでしょう。
往年の名機?
(株)プロコのオールインワンタイプのRTTYマシンCWR−685AJです。ただし製作は現在のタスコ電機(株)です。
トランシーバのマイクとスピーカ端子に接続することによって、RTTYはもちろん、JIS和文タイプ通信、欧文CW、和文CW等様々な通信に対応しています。CWの復調性能は非常に優れており、よっぽど癖のあるキーングでない限り受信します。
MSM−2
写真は、自作RTTY用TNCとノートパソコンPC−9821Ltです。この自作TNCはMSM−2と呼ばれています。沖電気のモデム専用ICであるMSM6946を使用しているので、MSMと呼ばれているのでしょう。
作ったのは私ですが、設計は7K1III宮崎氏です。モービルハム誌に制作記事が載ったのを見まして早速制作しました。実は、このTNCの制御は16C84というCPUが使用されており、ROMもこのCPUと一体になった物で、こちらのプログラミングは出来ませんので、設計者の宮崎氏にお願いして手配していただきました。
性能は、すばらしい物で、ほとんどノイズにしか聞こえないのに、ちゃんとRTTYの信号を分離して、パソコンの画面に表示するのには、びっくりしました。
最近は、50MHzの移動サービス用のRTTYマシンとして活躍しています。
RTTY移動サービス
写真は、車にセットしたRTTY移動サービスのスタイルです。ちょっと見にくいですが、2段に積んだRIGの上にMSM−2がちょこんと載っています。
特に、6mRTTYはかなり盛んで、この日も、長野県木曽郡の御嶽山に6m&Downコンテスト参加を兼ねて移動しまして、1時間半の運用でしたが、パイルアップを受けまして、17局と更新することが出来ました。
移動するときは、あらかじめNiftyのVURTTYのフォーラムに書き込んで行きますので、わざわざ待機していただいていますので、スピーディーに交信できます。