【Q】CQ2mなどと、わざわざ波長をコールするのは、どうしてですか? 【A】まだ、メーカー製の機械がなかった40年以上前頃は、すべて自分で制作 した送信機で電波を出していたのですが、A1やA3の送信機は、高調波の多い C級増幅でした。 当時は、144MHzは誰も出てませんでしたが、たとえば3.5MHzで電波を出すと高調 波関係の7MHz,14MHz,21MHz,28MHzでも強力に電波が出ていたのです。そこで、 「自分が待ち受け受信しているのは3.5MHzなんだよ」という表示に、CQ80m などと波長を付加した呼び出しをしたのです。 従って、その名残が現在も残っているということです。 逆に、そのような高調波が出ることを考慮して、アマチュア無線のバンドが定め られ、それを利用してHF送信機全周波数を作っていた(逓倍)のです。 最近は、デュアルバンダーやトリプルバンダーのRigが多いため、「どの周波 数でCQが出ているのかがよく分かって良い」という考え方もありますよ。