【Q】シグナルリポートでQRKとRはどのような違いがあるのでしょうか? 【A】無線電信で使用する略語には"Q code"と"Z code"がよく使用されていま した。アマチュアでは無線電話通信にも特定の"Q code"が使用されています。 それは、無線電話でも電信のQ符号の使用を特に妨げないとなっているからです。  そもそもQ符号は、国際電気通信条約の無線通信規則付録第9号に定めのある ものを和訳して郵政省令としたものです。 原文を紹介すると、(Answer or advice側のみ) The intelligibility of your signal (or those of.......)is...... 1. bad 2. poor 3. fair 4.good 5.excellent 当時郵政省は、ここの intelligibilityを明瞭度と訳したわけですが、そもそも 「理解できること」「意味がとれること」という訳になります。  事実、当時の無線電信の解説書(文語調で書いてある)には QRK1.読み得ず QRK2.時々読み得 QRK3.読み得るも困難なり QRK4.読み得   QRK5.完全に読み得 と訳されています。  従って、QRKの意味については信号の音質だけの問題ではなく、アマチュアが 使用している「R」Readabilityとほぼ同じと考えていただきたい思っています。