【Q】JARDの技術基準適合証明と保証認定とは何か? 【A】無線局を開局したり、変更したりすると電波法の規定により電気通信監理局 の検査を受けて、合格しないと免許や許可がもらえません。  ただし、JARDの保証認定又は技術基準適合証明を受ければ、検査が省略されます。 現在200Wまでこの制度が利用できます。 (1) 技術基準適合証明    最近の機種は、無線機毎に技術基準適合番号に入ったシールが無線機に張っ   てあります。これらの無線機で申請する場合は、JARDの技術基準適合証明をも   らえば、検査が省略されます。現在約200機種くらいあります。        申請書の記載も、大幅に簡略化できます。 (2) 保証認定    平成3年度までJARLが保証認定を行っていた頃の制度を受け継いでいます。    (1)以外の機種、古い機種や自作機又は技術基準適合機種に付加装置等を取   り付けたりした場合は、証明が受けられませんので、ブロック図等をJARDに提   出して保証認定を受けます。ただし、平成4年3月31日の時点でJARLの保証   認定機種に登録されている機種を使用する場合は、ブロック図も省略されます。    この証明をもらえば、やはり検査は省略されます。      以上簡単に説明しましたが、この辺の決まりは、かなり複雑でわかりにくいの  ですが、開局申請書の説明に詳しく載っています。要は、書類上で省令上問題が  ないと認められた無線設備であれば、JARDを通して申請すれば、郵政省の開局検  査や変更検査が省略されると言うことです。   1アマ局が200Wをこえるの無線局を開設する場合は、この制度は利用でき  ず、郵政省に直接申請して検査を受け、それに合格しなくてはなりません。