【Q】テレホンIの無線機側にする対策はどのようなものがあるのでしょうか。 【A】テレホンIは、ほとんどの場合基本波が宅内線に誘起して、電話機内の 能動素子などで検波され障害となるものと考えられます。 従って、ほとんどの場合、電話機側で対策をすることになるわけです。 しかし、電源ラインやアースラインからのコモンモードの不要発射が、他のRF Iの原因となることもありますから、先に説明したと思いますが、送信機から出 る全ての電線類(アース線、アンテナ同軸ケーブル、電源線)にコモンモード対 策をするに越したことはないでしょう。 電源の場合、コモンモードフィルタはどこ に入れるのかというご質問ですが、リグと電源のDCラインに入れるのが正解と 思います。 アース線、アンテナ同軸ケーブル、電源線にコモンモードフィルタを挿入する場 合、なるべくRigに近いところに入れる方が効果的です。 それから、Rigを置く机なり、棚は金属製のものは得策でありません。木材な どの非導電物質で出来たものがよいでしょう。