3月31日、生まれて初めて「瀉血(しゃけつ)」を行ないました!

血液中の鉄分関連の目安でフェリチンというのがあるそうで、私の体内には健常者をはるか上回る数百倍もあるそうです。

鉄分(フェリチン)が体内の臓器に多く、永く溜まると臓器細胞が破壊されるそうで、私の場合、そうとうやばいとのお話です。

前述の通り、多くの善意の方々の献血、それも鉄分の多い赤血球のみを輸血して生きながらえた自分です。

そして常に健常者より少ない血液の為、貧血が少しでも改善するならと、再生不良性貧血発症後の半世紀(25年間)、

今回の治療にて、検査結果が出る直前まで、鉄分を多く含んだ食事、食品を摂取してきた自分です。

―それがまちがいだったとは思いたくはないけれど、最新医学会の見解とのお話です。

そして私の体を思うことから
いままでの食事、食材をすべて否定されたわけで、

検査診断の即日より、鉄分(フェリチン)を採るな、喰うな、目指せ鉄分摂取ぜロ目指し実行しております。

具体的には

牛肉、マグロや青魚類、貝類、海草類、卵黄、緑野菜や豆(あんこ)カカオやチョコ、ゴマ、味噌、鉄鍋、

鉄板料理、ステーキからすき焼き、お好み焼きや焼きそば、たこ焼き等もすべて
ダメとなりました。

食後のビタミンCを含んだフルーツ等も鉄分を摂取し易くするので、やはりNGとなりました。

なにせ目指せ1日摂取ゼロです。

但し、お茶や紅茶は鉄の吸収を妨げる働きがあるので、
お茶好きの私は告知前以上にお茶と紅茶を頂いております。

貧血は女性に多いですよね。食後にお茶を頂く場合、「食後のお茶はほうじ茶がよい」とか、

「お茶は鉄瓶で沸かせ」とかというのは貧血にならないように、食事で摂取した鉄分を逃さない為の智慧だったんですね。

昔の方はどこで学ばれたのでしょうねぇ 

健常な方々と比べ、血液量がずっと少ない自分です。

前述の通り、永年貴重な血液を頂き、生き永らえた自分です。

検査等で貴重な血液を抜かれることは仕方がないにせよ、

体内から血を採取して捨てるー瀉血(しゃけつ)治療をするということが

自分にとって、どんだけェ〜っていうくらい、本当にショッキングな事であり、考えられない治療法なんです。

現在だからこそ体内にある悪因を特定、その悪因除去のため証明された治療法が瀉血しか方法がない、

今行なわなければいずれこの先…との診断ですから、瀉血を受け入れるしか有りません。

そして331日の診察後、瀉血治療はいきなりはじめられました

医師から
「本日の検査結果で、血液の量は入院治療中、投薬時の最悪のデーターよりは良いようだし、


最悪の時でも耐えられたのだから、今回も耐えられるだろう」っていうのが、治療開始の決めぜりふでした。


一時的にも適当だなぁと思える医師の一言ですが、かなり計算されつくした一言ーそう思えるから不思議ですよね。

診察後、ベッドに横たわり、静脈に針を刺して献血用バッグで採取となりました。        

が、ここでも医師の冒険?が始りました。

通常瀉血では献血の半分量200mlだそうですが、「400 mlいってみようか」ということに。

 …不安…  不安を打ち消す為ジョークをと

「瀉血終わったらヤクルトか何か頂けるんですか」って聞いた所、「水でも飲んどいてー」(看護婦の皆さん、爆笑

瀉血の時間は15分いや20分くらいだったでしょうか、

見たら、400mlの献血パックが破裂しそうに、パンパンに張って膨らんでるーこれって400ml以上じゃないのかな?

「気分悪かったら泊まってってもいいよ」なんて言われながら、起きようとすると、頭クラクラ…

大量の血を見たためかも…とにかく、気分ワルゥっ〜 貧血なんだからすぐ起きるなって?ん?

貧血なのに瀉血か??ん?悩んでしまった。

捨てられるだけの、私の貴重な血液なのだけれど、もったいなく思い、

思わず「その血、体に戻してもらえませんか」と言いたくなってしまった

第1回目の瀉血、無事終わり。

でも、今後何十回行なうのでしょうか?なんて、正直びびって聞けませんでした…。

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