1/200  航空母艦(現代は多用途運用護衛艦と呼ぶ) 瑞鶴(ずいかく)   

製作開始 2012−1−10   完成  2012−11−18

資料は日本海軍艦艇図面集(日本造船学会)の公式図を使いました  肋骨部の図面は 軍艦メカニズム図鑑「日本の航空母艦」グランプリ出版 にある 正面線図を 1/200に修整して使用しました  もちろん 武藤さんの1/100 瑞鶴 が教科書です  竜骨は桧の12mm×15mm角材(他の艦より少し細い)  肋骨材はベニア板です これまではシナベニアを使いましたが 今回は より安い普通のベニア板を使いました 原価低減??です(販売する訳ではありません)     太字 は軍艦メカニズム図鑑 より引用

撮影 2012-1-17   奥は 「長門」

船首、船尾のブロックは まだ です

バルジの大きな ふくらみ がないので工作は楽 と思う

船首と船尾のブロックを 朴の木から切り出す

船尾をブロックで作る

船首をブロックで作る

荒削りを終了 甲板を3mmのアガチス材で張る

船首 ほぼ完成      撮影 2012-1-28

キズ 凹み をパテ埋め(セメダイン 木工パテ)
船首、船尾のブロックは正面線図から作ったゲージを使う

舷側に機銃座をプラバンで加工   撮影  2012-2-6

ただいま製作中       奥が「長門」   真中が「雪風」

艦橋を10mm厚の朴板とプラバンで製作 

ビルジキルーを工作した          撮影  12−2−6

船体側面の装甲板の張り付けを 1.5mm巾に切った マスキングテープで表現       撮影 2012-2-20

木甲板のベースに0.5mm厚のアルミ板を使う

船首甲板にアンカーチエーンを加工     12-2-20

飛行甲板の下地を0.5mm厚のアルミ板で製作

船体の横のグレーチング

グレーチングを接着   

左右に張り出した着艦標識は電子レンジの扉内のシールドに使われているパンチングメタル

舷外消磁電路は 太め綿糸 を3本並べた

飛行甲板下地のアルミ板

艦橋周辺 

飛行甲板の裏側 ほとんど見えない部分だが モデラーは必ず覗くので手をぬく訳にはいかない部分

0.5mm厚のプラバン を瞬間接着材で接着

撮影 12−3−5

後部の内火艇 格納場所

13m特型運貨船 (上陸用舟艇)

起倒式空中線マストは可動するようにした

後部内火艇 格納場所  12m内火艇 3、 12m内火ランチ 3、     9mカッタ 2、 13m運貨船 2、 6m通船 1 が搭載された

起倒式遮風柵  可動するようにした

空気取り入れ口付近のパイピング

舷外通路のグレーチング    前部の通路は航行中に波の直撃を受けても破損しないグレーチング方式にしていた

飛行機昇降機(エレベーター)の開口 

エレベーター 完成  実艦のエレベータは日立製作所製 三相交流を使用    歴史群像14 空母機動部隊 P68

99艦爆と彗星

飛行甲板を1mm×2mmのヒノキ棒で張る  アルミと木材の接着剤は常識に反して「木工用ボンド速乾」を使った

ヒノキ角材は片面に黒のマジックインキ(油性)を塗る   完成後に吹くクリアーは水性を使うこと

飛行甲板 張り付け完了

ヒノキ角材を 水平方向に「波うち」が でないように張る

研磨を終わった飛行甲板と遮風柵

撮影 2012-3-29

船首の状態

艦尾の状態

撮影 2012-4-4      飛行甲板上製作中の 「流星」

主舵と副舵

13m 特型運貨船 と 内火艇 を固定する

飛行甲板(0.5mm厚のアルミ板)に1mm×2mmのヒノキ角材を張り付ける

艦底を塗装  装甲板の貼り付け表現は マスキングテープ  リベットは 凹点で表現

飛行木甲板の完成

船首            撮影2012−4−21

艦上機を係止するため 飛行甲板には アイボルト(眼環)が実寸約1.5m間隔で埋め込まれていた(模型では木甲板に0.8mmφの穴を約1000個あけた) エレベター周辺は まだ未塗装     遮風柵は可動できるように製作

舷側の加工  一番上が舷外電路(カバーなしの状態 タコ糸を3本束ねて帯状にして製作 繊維のケバタチが気になる)  真中と下の「線」はジャッキステー  

モデラーなら誰でも覗く 空母の飛行甲板裏側

未完成の艦上機いろいろ

各形式の艦上機を製作中   40口径12.7cm高角砲は防煙盾付

撮影 2012−5−15

飛行機救助網は農業用の「寒冷紗」(カンレイシャ)を使用

左舷後部 発動機調整所と着艦誘導灯

飛行甲板の白線を引くためのマスキング

風向標識と艦名表示の「ス」

ほぼ 完成した「瑞鶴」 手前は「雪風」
日本の艦船は 船尾に旧カナ使いの ひらがなで艦名を表示していた 
空母は架空の飛翔動物から命名した

一部の塗装を残すのみ         撮影 2012−9−20

89式12.7cm連装高角砲

塗装完了 艦上機を並べて見る  中島、愛知、三菱・・・ いずれも名古屋周辺で作られた機体

左から  大和  長門  瑞鶴  赤城    画面をクリックすると拡大します

塗装の完了した 艦上機、艦載機

なんでも手作り工房 に戻る

日本の空母として始めて採用された球状船首(バルバス・バウ)
空母の菊花紋章の寸法は 800mm 1000mm 1200mmの3種があった

船尾  スケグ端末に副舵 後方に主舵 2枚の舵が タンデム に配置

「瑞鶴」の プロペラ 直径は4.2m                    ビルジキルーの 長さは 約87m 幅は1.8m

飛行機救助網は艦中央部に設置された 網目は50cm

飛行甲板には搭載機を係止するための埋め込み式アイボルトが1.5m間隔で一面に設けられた 

艦橋後部の3脚式マストの中段に「高声器」があるのが瑞鶴