うつわの話
![]() 急須(きゅうす)・または「きびしょ」
急須は、酒を温める器のことも指していましたが、現在は、煎茶器のことをさしています。 |
新しく急須をお買いになった時に、ひとつだけこうすればよい焼き物の匂いを消す方法です。 それは、新しく求めた急須に、お茶がらを入れておくのです。二、三日入れておくとよいでしょう。 そうすると、お茶の香ばしい香りも残って、さも新しい急須でお茶を入れたということがなくなり、 よい感じになります。 急須を求めると、その注ぎ口に、ビニール状の輪がついています。 これをそのままにして使っている人がかなりいますが、これは間違いです。 これは、店から発送するときに、注ぎ口が割れないようにするためのひとつの知恵なのです。 あくまで、お店のために付いているにすぎません。 そのままお使いになっては、塩化ビニールを少量ずつでも飲んでいることになってしまいます。 |